2020/12/19
嘘だっ!(12月のカレンダーを見ながら)
皆さん、知ってました? 12月(a.k.a.師走)ってあと2週間弱しかないじゃあーりませんか(錯乱の結果、突然のチャーリー化)。
来週(12月21日)からオーイズミさんの『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』の導入も始まるってのに、年内に終わらせなきゃならないオシゴトがぜんっぜん片付いてません!
このままじゃ打ちにいけないじゃないかよ!
なんか前回のレポートでもおんなじようなこと言ってたし、毎年毎年同じ苦しみを味わっているはずなんですが、喉元すぎれば何とやら。
生来の計画性のなさも手伝って前倒しで仕事を片付ける、という極めて単純な解決方法すらとれない編集スタッフSです。こんにちは。
オシゴトサマに追い詰められた私(イメージ)
ですが、どんなに忙しくても、今回のレポートだけは外す訳にはいきません。
発表会で配布された資料を見た瞬間から、ここ最近の機種の中ではダントツの期待感を胸にいだきつつ導入を待っていたからです……じゃなかった、いたからなのです。みぃ~☆
というわけで、導入直前に滑り込むようにしてお届けする今回のレポートは、試打で分かったサムシングを絡めつつ、実戦するうえで押さえておきたいポイントをお伝えしていこうと思いますです。
◇通常時も「中を押せ!」
改めて言うまでもありませんが、本機はフル攻略であれば設定1でも機械割は103.0%。
設定 | 機械割 |
1 | 96.5%~103.0% |
2 | 97.6%~104.1% |
3 | 99.1%~105.5% |
4 | 101.2%~107.4% |
5 | 102.8%~109.0% |
6 | 103.9%~110.0% |
こいつはゲロ甘だぜ!
もちろんこれは一切のロスなく完璧に打った場合の数値ですので、理想に近づくためには、まず通常時の小役から取りこぼさずにキッチリ取っていく必要があります。
本機で取りこぼす可能性のある小役は、2択のベルを除けばスイカ(5枚)と3種類ある1枚役。
スイカ確率は1/108.3(設定1)~1/100.7、1枚役は合算で1/36.1(設定1)~1/35.6(設定6)と、かなりひんぱんに成立するので、このへんをガンガン取りこぼすと非常によろしくありません。
スイカは順押しでも押すべきところを押してればこぼしませんが、3種類の1枚役を順押しで全部フォローするのは配列上不可能。
ならば変則押し、本機の場合だと中押しで根こそぎ奪取しちゃおう、ということになる訳ですね。
また、中押しでの消化は、確率に大きな設定差が設けられている確定役を見極められるのもメリットです(順押しだと停止位置によっては確定チェリーとの見分けがつかなくなる)。
設定 | 確定役 |
1 | 1/16384.0 |
2 | 1/13107.2 |
3 | 1/9362.3 |
4 | 1/7281.8 |
5 | 1/6553.6 |
6 | 1/5957.8 |
存在自体がかなりレアなのがネックだけどね。
で、機種ページでも紹介しているとおり、中押しは白7狙いと青7狙いの2つの手順があります。
どちらも手順や左・右リールの狙う箇所はほぼ同じですが、白7狙いでのハズレ確定目が青7狙いだとハズレorボーナスになっているなど、青7狙いの方がちょっぴりあいまい制御になっているのが特徴です。
青7狙いは青7狙いで、演出を見つつ最後までドキドキできるメリットなどはありますが、ボーナス成立を迅速に察知することもコインロスを防ぐには必要ですので、オススメは白7狙いとなります。
中リールの停止型(5パターン)を見てから残りリールを打ち分けていくので、最初はやや複雑に感じるかもしれませんが、ビタ押しなどのシビアな目押しも必要ないので、慣れればリズムよく消化できるハズ。
た、だ、し!
1枚役の可能性がある中段オレンジorリプレイ停止時は、右リールの目押しは慎重に行いましょう。
特に中段オレンジ停止時は有効ライン(上段or右下がり)の都合上、1枚役A・B両方が右下がりで揃えられる箇所を押さないと片方を取りこぼしてしまいます。右リールのオレンジは1個しかありません。
中段リプレイの方は、目押しというよりも主にリプレイが成立しているので、
「はいはいリプレイリプレイ……あっ」の罠があるので注意しましょう。
右リールをうっかりフリー打ちした時に限って1枚役……。パチスロあるあるです。
ちなみに、本機には初代になかった親切機能が搭載されており、1枚役をこぼすとリール下にあるランプが点滅します。
けっこう派手に点滅するので隣に座ってる人から見えるかも。
やめて!見ないで!! 下手くそとか思わないで!
「変なとこ押しちゃって何にも揃わなかったけどこれなんだろうな~? 怖いな~(稲川淳二の真似をしつつ)」という場合はすかさずチェックです。
また宗教的な理由や祖母の遺言など、順押しでの消化を遵守している方は、チャンス目(=1枚役の取りこぼし)を見逃さなくてすむ、ということになります。
順押しでのチャンス目停止時は効果音やリールフラッシュといった演出が発生しません。
◇ボーナスフラグ判別は割と簡単!
通常時は全小役の奪取に加え「いかに最短で成立しているボーナスを揃えられるか」という点もコインロスを抑えるために重要です。
本機は6種類のボーナスフラグがあるので、1個ずつ狙うのはかなり非効率的。
これに関しては「よく考えられてるなぁ」と思ったところでもありまして、なぜなら、中押し白7狙いなら中リールの出目でまずはざっくりと絞り込むことができるからです。
中リールの出目 | 成立ボーナス |
中段にチェリー停止 |
赤7頭のひぐらしボーナス
or富竹ボーナス
|
中段にオレンジ停止 |
白7頭のひぐらしボーナス
or富竹ボーナス
|
中段にスイカ停止 |
オヤシロボーナス(白7)
|
中段にリプレイ停止 |
オヤシロボーナス(赤7)
|
オヤシロボーナスはこの時点で判別できるので残りは、ひぐらしボーナスか富竹ボーナスか、となります。
ですが、赤7頭か白7頭かは中リールの停止型で分かっているので話はけっこう単純。
これで成立しているボーナスを効率よく揃えられるはず。小役が揃ったらワンモアトライで。
連続演出などで確定画面への切り替わりが遅くなることもあるので、小役獲得と同じく長時間打つほど、やる・やらないの差が大きくなります。
◇(消化)スピードの向こう側へ!
本機に限らず「設定1でも機械割100%超!」というマシンを打つ際に気をつけたいのが消化スピード。
計画性がなく、時間の概念が欠落している私に言われても説得力はないかもしれませんが、ホールの営業時間は有限。
せっかく完璧な手順で消化していても、消化スピードが遅いのではせっかくの台のポテンシャルを活かすことができません。
そこで着目したいのが演出。チャンス役の可能性がある液晶演出を把握しておけば、その時だけ中押し、それ以外はフリー打ちすることで時間効率をかなりアップさせられます。
こちらはまだまだ研究の余地がありますが、チャンス役を確認できたのは以下のパターン。
通常時の演出は会話やミニキャラによる演出が基本
偉そうに言ってますが、これってほぼすべての演出じゃね?と思った方は大体正解(汗)。
試打では時間の問題もあって深いところまで確かめられなかったので、「通常背景以外の画面に切り替わる演出」はぜひとも実戦のなかでフリー打ちOKパターンを絞り込んでいきたいですね。
会話演出は次ゲーム以降も続くことがあり、普通に続いてる場合はフリー打ちでも良さそうですが「途中で3人目が出てくる」といったパターンはチャンス役が成立したのでちょっと注意。
あと、連続演出中にチャンス役が成立した場合は筐体のランプが光るので、種なしでもその時だけは中押しで消化しましょう。
赤エフェクトなどのチャンスアップパターンはチャンス役の成立とは関係ないみたいです。
白7狙いのデメリットは連続演出がお寒くなりがちなこと。
「カケラ紡ぎ」やCZ、ART中なんかもチャンス役成立時は必ず演出が発生したので、演出なし時はフリー打ちでOKっぽい。このあたりはサクサク消化しちゃいましょう。
◇BIG中はビタ押しの練習を
BIG(オヤシロ・ひぐらしボーナス)中は最大枚数獲得と、回避ナビポイントの獲得のためにビタ押しが必要。
基本的にビタ押しで9枚役を1回獲得したら、あとはビタベル(予告音&液晶下部がフラッシュ)の時だけビタ押しすればいいんですが、予告音なしのゲームでも左リール中段白7のビタ押しを練習できます(成功時は中段に白7が止まる)。
ビタベルの目押しは回避ナビポイント獲得だけでなく、
一枚絵による設定示唆の観点からも重要
中段白7ビタ押しはART50Gを勝ち取るためにできるだけ成功率を高めたいので、時間に余裕があれば練習しておくといいでしょう。
失敗したらART30G、という本番さながらのプレッシャーを自らに課すため、失敗したらコインを20枚ほど(ARTは純増約1枚/G)握りしめてホールの募金箱(コインを入れるタイプ)にブチ込むなどの工夫をこらすとなお良し。私はやりませんけど。
なお、REG(富竹ボーナス)中は技術介入要素はありません。ベルの2択当ては頑張って当てましょう。
◇CZ中のビタ押し成功率は75%超が必須?
実際、機械割への影響が最も大きいのがどの要素かは分かりませんが、CZ中の目押しの成否がおよぼす影響が大きいことは、数学が苦手で文系一直線の人生を歩んできた私にも分かります。
初代とは違って、ビタ押しが必要になるのはART突入リプベルを引いた時だけ(転落時の白7狙いは2コマ目押し)。
全神経を目と指先に集中させるべし
上でも触れていますが、純増が約1枚/Gと初代よりも増えているので、成功(50G)と失敗(30G)ではおよそ20枚ほどの差が生まれることになります。これはヤバい。
難易度選択で「低(左)」を選んだ場合は運任せで、ARTが50Gになる割合は75%。
つまり、やや厳しい言い方になってしまいますが、ビタ押しの成功率が75%を超えていない場合は「難易度低を選んで運任せの方がマシ」ということが言えます。
ただ、そうやって楽な方をいつも選んでいると、プレッシャーを跳ねのけて成功させた時の喜びも味わえませんし、いつになってもビタ押しが上達しないかもしれません。
そこに山があれば登る、そこに女湯があればのぞく、というリスクを恐れず挑戦していくスピリットを持つことも時には必要であるかもしれませんね。なーに、ビタ押しに失敗しても命までは取られません。
ちなみに、何かと目押しする白7ですが、個人的には初代に比べるとかなり見やすくなってると思います。
目押しの達人御用達、みたいなイメージがある本シリーズ機ですが、すべてのボーナス絵柄(白7・赤7・青7・BAR)が視認できるレベルのプレイヤーならば、尻込みせずにチャレンジしてみてください。
現に、直視のできない目押し偏差値が低い私でもとりあえず及第点、くらいの目押し成功率で打つことができました。
目押しをズバズバ決めてこれくらいのドヤ顔をしたいものです
年末年始は設定状況がアレな感じになることが多く、全国各地で諭吉さんが鬼隠しに遭うことも多いので、低設定でも頑張って目押しすれば何とかなる(かもしれない)、本機のようなマシンをメインに立ち回ってみるのも大いにアリだと思います。
最後に改めて。
『パチスロひぐらしのなく頃に祭2』の導入は12月21日からです。
それではまた次回。…ていうか「また来年!」になるのかな? かな?
今年も大変お世話になりました。皆さま、よいお年をお過ごしください。