2016/08/09
昔々、近所の駄菓子屋でフィリックスのガムを買ったんですよ。そしたら「あたり」という紙が一緒に入っていまして、タダでガムを貰ったんです。
更にその日、家に帰ったら夕飯がハンバーグで、マジラッキー。「え? ハンバーグがオマエの喜びかよ」というツッコミは置いといて、なんていうか当り付きのガムきっかけで神様が幸福をくれたような気がしたんですよね。ま、年を取ると神様なんていないことに気付くんですが(こら)。
それから当り付き駄菓子にハマりまして。
中でも買い物券が当たるチョコのクジ(何十円分の買い物が出来る)がありまして、毎日の様に買っていたんですが、一度も当たる事はなく今に至ります。
今回は、そんな当り付き駄菓子に魅せられた人間が大人になると危険ということが身に染みる悪ふざけ(企画)です。
「当り付きの駄菓子で大当りし、すぐにパチンコを打てば幸福パワーで爆勝間違いナシ!!!!!!」
え、大丈夫です。お薬は間に合っています。
用意した当たりクジ付き駄菓子は、まさにこの企画のために生まれたような名前の(ま、そんなわけはないけど)パチンコガム。
台枠右上にある黄色いレバーを押すと、盤面の風車や釘風のプラスチックにあたって取り出し口にガムが出て来る仕組みです。
ラインナップはこちらです。
もちろん狙うのは赤玉。
激レアのレッドボールが出たらすぐにホールへGOして、その運が消えないうちにハンドルを握ります。
結果、爆勝というのが今回の流れになります。
まずはガムを詰めます。全部で162個あるらしいのですが、箱の中に全部入らないので、とりあえず100個のガムをガチャにセットしますかね。ええ、甘と同じ大当り確率です(ハズレの玉を戻すパチンコの抽選とは少し違いますが)。
なんという夢のガム山……。大人になって良かったと思える瞬間です。
それではさっそく赤玉目指してガムを引いていきたいと思いますよ。
さぁ、記念すべき一投目です!
あ、ハズレ。まぁ、ガムが100個入っていますからね。仕方ありません。
えっと、なんだこのガムの抽選でもヒキ弱を発揮する現実世界。
もしかして赤玉を入れ忘れたのかも。タハハ。
あ、赤玉だ。
そりゃ入っていますよね。だって確認したもん。
えっと、これでパチンコに行ってもダメだと思うんで、再度抽選していきましょう。
(そして……。数十分後)
クソッ!!!
目当ての赤玉がでねぇえええ!!!
このガチャ壊れていますよ。
(さらに抽選は続き)
えっと、100個入れたガムを50個に減らしました。
いや、違うんです。実は時計がすでに18時を回っていて、なんていうかこんなことをしていたらホールが閉まっちゃうんですよ。ええ、なので仕方がないのです。なんだこの企画。トホホ……。
うおおおお!!!
当たれ! なんでもいいから当たれああああ!!!
※写真がものすごいブレていますが、これは赤玉がすぐ出るようにガチャを激しく振っているからです。
(しかし)
(確率を半分にしてもハズレ続けるガチャ)
(もうやめよう)
(そんなことを思っていたら)
ごおおおおおおおお!!!
勝った! 勝ったぞ!!!
(こんなけやり直せばそれは……)
やりました。さて、喜んでもいられない。
急いで幸福パワーを使わなくては!!!
(勝てる! そう信じてパチンコを打つも現実はガムのように甘くは無く)
(甘中心でノーヒット。いつも以上に当たらなかった)
(しかし、それでも己というかガムを信じハンドルを握る。その結果)
(奇跡の大勝利。この日記で久々の勝利となった)
いや、やりましたよ。
甘で何も当りを引けなかった時は、目の前が真っ暗になりましたけど良かった。
やっぱり当り付きの駄菓子パワーって凄い。
もしかしたらパチンコと駄菓子はなにか不思議な力で結ばれているのかもしれませんね。
なんだろう。この調子でどんどん駄菓子を大人買いしてきます!
(翌日)
ほい、今回買ってきたのはボーズめくりというチョコです。
さっそくやっていきましょう。
あれ? なんだこれ。当りとハズレが別々になっている……。
ってことは、昔々よく行っていたあの駄菓子屋も、こんな感じで当たりクジを受け取っていたのかな。
んん?
まてよ、あの頃よく買っていた当り付きのチョコ。近所の子供達の間でも当たった話を聞かなかったし、毎日のように買っていた自分も当たらなかった。
パチンコガムも意図的に当りを入れられるし、あの店主さん……まさか当たりクジを……。
やめよう、こんな話。