2015/09/08
一見どうでもいいけど、知ると思わず唸ってしまう、それがトリビア。みなさんは、パチンコ玉がなぜ銀色なのか、大当りの図柄がなぜ「7」なのかご存じですか? 実はそこには理由があるんです。まずは、パチンコ玉についてのトリビア3連発!
●パチンコ玉の色は決められている!?
パチンコに欠かせない銀色の玉。このパチンコ玉は、国家公安委員会の定めた規則によって大きさや重さなどの規格が決められています。色も、クロムでメッキ加工した銀色と、チタンでメッキ加工した金色の2色のみ使用が可能。ちなみに、戦後の混乱期のパチンコ玉は、軍事用のベアリング球を転用したものでした。
●パチンコ玉は漁師や学校にも需要があった!?
パチンコ玉の販売ロットは約10万個単位なので、基本的に個人には販売しないそうですが、なかにはヨットなど船舶の底部オモリ用に購入を希望する漁師がいたそうです。また、大きさと均等な重さが実験に適しているということから、パチンコ玉の購入を希望した学校もあったとか。
●パチンコ玉で遊べるスロットがある!?
パチンコのように下皿があり、BETボタンを押し、メダル3枚分に当たるパチンコ玉15玉が補填されてリールが回るというスロット台があるのをご存知ですか。その名もパチンコ+スロット略して『パロット』。もちろん、払い出しもパチンコ玉です。ちなみに、5号機のスロット低迷期を打開するために編み出された機種だそう。
パチンコ玉が漁業や学校でも使われていたなんて…。たしかに、重さと形が揃った鉄の玉なら、実験にはもってこいなのかも。
お次のトリビアは、意外と知らない「ラッキー7」のあれこれ!
●大当りがゾロ目の「7」なのは野球に由来する!?
大当りに“ゾロ目”を日本で初めて採用したのはSANKYOの『フィーバー』。その際に大当り図柄として数字の7が採用されたことにちなんでセブン機とも呼ばれていました。このゾロ目の「7」は、米ラスベガスのカジノのスロットマシンを真似たもの。ではなぜ、カジノのスロットマシンが7を採用したかというと、当時、アメリカのプロ野球リーグで7回にしばしば逆転劇が生まれたことにより、「ラッキー7」という言葉が広まったためといわれています。ちなみに、ラッキー7は戦後にアメリカの影響で広まったもので、それ以前の日本のラッキーナンバーは「8」だったそう。
続いてはパチンコ営業のルールに関するトリビア2連発!
●一般景品は最大1万円分までしか置けない!?
正確には、9600円に消費税8%を加えた1万368円までの景品の展示が可能。これは風営法に基づいて定められた金額です。ほかにも、基本的に500種類以上の景品を置かないといけなかったりと、意外と厳しいルールが存在します。ちなみに、1950年頃まで上限は100円。1990年代になってやっと1万円の上限になったそう。
●オールナイト営業している都道府県がある!?
パチンコ店の営業時間は風営法で日の出〜午前0時と決められていて、それ以外の時間の営業は違法。さらに、各都道府県によっても条例が異なり、青森県では午前8時半から営業が可能で、沖縄県では最長の午前0時まで営業している店舗もあるそう。また、三重県にいたっては、伊勢神宮参拝者へのトイレと駐車場提供の名目で大晦日のみオールナイト営業が特別に許可されています。
パチンコ店の営業にいろいろな規定があるのはなんとなく知っていましたが、景品の数や、各都道府県の条例によってこんなにも差があるなんて!
そして、最後は衝撃のトリビア!?
●パチンコ台の爆音が原因で死んだ人がいる!?
2015年8月4日、某掲示板に82歳の男性がパチンコを遊技中に持病の発作により死亡したとの情報が書き込まれ、話題となりました。その発作のきっかけとなったのが、なんと大当り中の爆音だったそう。ほかにはパチスロの告知音の大きさにポックリ逝ってしまった人がいるとの噂もあります。ちなみにこの事件のあと、『ジャグラー』のガコッ音が心なしか小さくなったとの噂も。筆者はサイレントペカリ派なので、音が小さくなっても無問題ですけどねっ!
本当にどうでもいい「へぇ〜」なものから、ちょっと気になる知識まであなたの知らないトリビアはいくつありましたか? 今度パチ友に会ったら、ドヤ顔で教えて優越感に浸ってみましょう!
(結城あおい/GR25編集部)