2024/04/26
まいど、ミナトでございます。
いよいよ明日から大型連休、GWがスタートしますね。
今年は最大10連休も可能!! なんて謳われておりますが…… これって、毎年同じようなこと言ってませんかねぇ(笑)。
と、まぁ例年通りの定型分も目にするところですが、今年は大きく異なる事象が待ち受けています。こちらのコラムに足を運んでくださっている方はほぼ、いや全員がパチンコ・パチスロユーザーだと思いますが、そんな皆様に大きく関係すること。
今年のGW期間はマジでヤバイ!!
らしいのです。
今回はその全貌、そして対策方法を紹介してまいります。
引用:明治安田生命
まず本題に入る前に、今年のGWの過ごし方のデータをご覧ください。
こちらは明治安田生命が毎年行っている「家計」についてのアンケート(20代〜70代)結果です。
物価高と円安の影響を受けてか今年の連休は遠出をしない、お金をかけないような過ごし方をとる傾向が見られました。
賃金も一部では上がりつつあるようですが、残念ながら全体を見るとまだまだ物価との乖離は大きいのが現状です。
となると……パチンコ店に足を運ぶという方も増えそうですね?
パチンコ店に限らず自宅で過ごすとなると、どうしても近場の娯楽に頼らざるを得ないでしょう。事実、パチンコ店以外にも、ゲームセンターやテレビゲーム(携帯ゲームを含む)といった娯楽も支持を集めているそうです。
では本題に参りましょう。今年のGWのヤバさ、それは大回収モードに突入することです。
以前、当コラムにて「新紙幣問題」と「Aタイプスマスロ問題」について綴りました。そこで2024年のパチンコ店はかなりの設備投資を強いられる……と解説しましたが、その回収がまさにこのGWからスタートするのです。
先日発行されたパチスロ実戦術超RUSH5月号にて、コラムの内容を基に業界関係者(ホールコンサルタント、エリアマネージャー)にアンケート取材を実施、以下のような回答をいただきました。
・新紙幣導入かかる設備投資はホールにとって無価値である
・設備費用のしわ寄せで設定状況を落とさざるを得ない
・回収が必要となる主な期間は、GWからお盆休み明けまでもつれ込む可能性がある
・Aタイプのスマスロを今すぐ導入する余裕はない
・新紙幣設備もさることながら、現状の新台入れ替えの費用も負担。人気機種を入れないと他店に負けてしまうためかなり無理をして導入することも
昨年から急速に普及したスマスロの効果で、稼働と売り上げは上昇したそうです。しかし実際のところは、ユーザーを定着させるために甘く運用する必要があり、また設備と機械代で利益自体はまだ伸びていないとのこと。そんな矢先に、新たな設備費用を強いられることになります。
昨年多くの店舗が閉店してしまいましたが、取材ではGWとお盆休みの成績次第で更なる閉店が生じるという意見があがりました。大規模回収は我々パチンコ・パチスロファンにとって厳しい状況となりますが、それと同等……いや、それ以上にパチンコ店も経営に頭を悩ませているのが現状なのです。
■新紙幣対応にかかる費用
スマートユニットの場合 | 約5千円/1台 |
それ以外(ビルバリ交換) | 約2万5千〜3万円/1台 |
新紙幣にかかる設備投資は、新たな顧客を生み出すものではないことが最大の懸念点である。
■スマスロ導入にかかる費用
スマスロユニットの新設 | 約20万〜25万円/1台 |
新台の相場 | 約50万円/1台 |
新たにスマスロを導入するとなると、現在はこの程度の費用が必要。幸いAタイプスマスロの普及は一時休戦状態となったが、番長4というキラーコンテンツが登場し、昨年の北斗と同様にこのタイミングでスマスロコーナーを増設した店舗も多い。
これら費用はどこかで回収しなければならない……。
周りのプロ系ライターに聞いても、やはり大型連休は積極的に打ちに行かないというのがセオリーの回答でした。しかし、誰もがパチプロのような思考ではありませんし、普段お仕事をされている方にとっては唯一の息抜き期間でもあります。
最後に「パチンコ店に行く」ことを前提とし、回収期間のパチスロで負けを抑えながら楽しむための案をいくつか提唱します。
①ホールの経営方針を見極める
・連休期間中に絞ってしっかり回収
・連休期間前後も含め、長期間でゆっくり回収
・ユーザーを離したくない主力機種を主な回収機としない
・人気機種でしっかり回収し、短期間で利益を確保する
・連休中に大きく回収せず、ここで常連客を確保して長期的に利益を出す
ホールによって回収の手法は異なります。自身が足を運ぶホールがどのパターンなのか、またどのような経営方針をとっているかを見抜くことが重要です。最近は広告規制の緩和もあり、オススメ機種が以前よりわかりやすくなっていますので、そういったものに注意するのも手段の一つです。
②プチハイエナ戦法
期待値のある台のみに絞り、がっつりハイエナ戦法で立ち回るのは難しいですが、そのちょっと手前の台なら容易に座ることができます。もちろん理論上プラスとならない手段ですが、投資を抑えるという効果は見込めます。
・リセット恩恵を受ける
・打ちたい機種が複数ある時は、少しでもハマっている台やデータカウンタで履歴の良いものを優先する
・ゾーンを踏めるゲーム数から打ち出す
③ スペックが甘い台「技術介入機」を打つ
ハイエナ不要且つ低設定でも勝負できるのがこの手の台です。
向き不向き、好みが明確に分かれる台ですが、これをきっかけに「技術介入機」に挑戦してみてはいかがでしょうか?
では以上、今回はGW期間中のパチスロ事情についてお話させてもらいました。
今年はイレギュラーな事象が重なり、相当厳しい状況になると予想されます。パチンコ店もかなり苦しいというのも事実ですが、読者様に向けて「低設定でもなんとかなる!!」「負けても楽しい!!」という意見には反対です。負け過ぎたら、せっかくの楽しい連休の思い出も台無しです。
現在パチンコ店が置かれている経済状況を理解し、ご自身の余力の範囲で納得のいく勝ち負けで遊技を楽しんでほしいと思っています。
では、また次回!!
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