調べ屋ミナトのスロ研生活

主にパチスロ実戦術で活動する、検証系ライターのミナトが綴るパチスロブログ。新台情報、検証実戦、得するネタをお届けするぞ!!

新紙幣導入でホールはどうなる?

2024/02/15

記事カテゴリ:ライターコラム

まいど、ミナトでございます。

 

今回は直近で話題となっている「新紙幣問題」について。

閉店が相次ぎ、非常に苦しい年となった2023年。なんとか乗り越えたホールにとって、またも頭を悩ます事象が浮上しております。これは、ホールのみならず我々打ち手にも大いに影響すると予想されています。

 

実際どの程度の影響があり、いくらお金が必要なのか? 気になるポイントを解説してまいります。

【やはり厳しかった中小規模店舗】

 

ではまず、2023年を終えたパチンコ店の現状について。

 

警察庁から発表される全国の店舗数は例年4月に発表されるのですが、こちらについてはまた後日触れることにします。

ひとまず、現在様々な機関で調査されている数値を見る限り、概ね600店前後の閉店があった模様。800店舗近く閉店した2022年と比較すると、やや抑えられた数字となっています。

 

しかし、スマスロによる稼働の上昇、またホールの分母がそもそも少なくなっているので、これらを考慮するとやはり厳しい年になったと言わざるを得ません。

※閉店店舗数は許可店舗、組合加盟、集計方法等により数値に差が生じます。

 

さらに調査を進めていますと、気になるデータを発見しました。

 

 

引用:シーズリサーチ独自調査値

 

この表は1月の末にパチンコ業界のマーケティングリサーチを行っているシーズリサーチが独自に調査したデータです。ホールの規模別に、昨年からどれだけ閉店したかをまとめています。

 

101〜300台(中小規模)のホールが前年比率86%、過去の記事でも予想を書いておりましたが、やはり中小規模のホールが大幅に減少するという結果になってしまいました。

 

一方、多くのホールが閉店した2023年でしたが大型店舗は横ばい。こちらもある程度想定通り、大型店舗は主に大手法人が経営している場合が多いので資金力の差がこのような数値となって表れたのでしょう。

 

昨年の4月(北斗導入時期)にホール店長に聞き取り取材を行った際、店長から「ここでスマスロに移行しないホールは高確率で閉店を見据えている……」という、話を伺っておりました。私ミナトがよく足を運ぶホールは10軒程あったのですが、2023年の間に4軒が閉店。その内3軒はスマスロ未導入でした。皆さまの周りはどうだったでしょうか? おそらくこのパターンがしっかり当てはまっているのではないかと思われます。

【新紙幣移行による影響は?】

 

では本題、現在も問題視されている「新紙幣問題」について。

 

スマスロ移行が完了、アフターコロナでお客さんも徐々に戻ってきた、なんとか2023年を乗り切った!! ……が、一難去ってまた一難。2024年7月3日より、新紙幣が発行されます。これに伴い、パチンコ店の設備も交換する必要があり、また新たな閉店を生むと懸念されています。

 

実際どのくらいお金がかかるかと言うと……

スマスロのユニットや比較的新しいタイプのサンドに変更済みのホールだと、1台につき2万円前後で対応ができる模様。これだけ聞くと、意外と安い印象も受けますが、パチンコ店は設置台数が非常に多い商業施設、300台のホールだとトータル約600万円となります。

 

まぁこれだけでも十分な値段ですが、この支出は「特別損失」となります。

 

通常では必要のない臨時出費、例年通りの利益だと賄えない可能性も出てきます。また、新台の導入や従業員の確保といった、売り上げの向上に繋がるような設備投資ではありませんので、シンプルに店舗の金が減るだけです。

 

また、上で述べた金額で収まるホールはまだマシですが、古いユニット(サンド)の場合は更新ではなく全交換の可能性もあり、そうなると施工費も上乗せされ一台につき10万円近くかかる場合もあるそうです。

 

★対策として

 

現状、昔のホールに設置されていたような、紙幣両替機にて一時的に対応するという対策が考えられます。これだと、設備費用がほとんどかかりませんし、リースで対応することもできます。とは言え、これは期間をしっかり見極めなければいけません。

 

両替により打ち手が台から離れる機会が増え、またこの間に設備費用を工面するため、設定を落とす必要も出てきます。期間が長くなるほどユーザーへの負担が増し、結果的に損をする恐れもあります。

 

新紙幣への対応にあたり国から補助金が出る予定ですので、それを活用するのも手段とされています。

 

 

では以上、2024年に待ち受ける大きな課題「新紙幣問題」を解説いたしました。

アフターコロナで経済が動き出し、スマスロで稼働も向上してきた矢先、なんでこのタイミングなんだと……。まぁ、これに関してはパチンコ業界だけでなく、日本全国の商業施設に関係があることなので仕方ないとしか言えません。

 

直近では新紙幣が問題となっていますが、2024年はもう一つ大きな課題が待ち受けております。それは、Aタイプスマスロへの移行です。

 

個人的にこれを「スマスロ第2ステージ」と呼んでおり、実はこれが裏ボス級だと考えております。まぁ、裏ボスなので倒せばかなりの報酬はあると睨んでいますが。この問題についても調査、取材中ですので後日Aタイプスマスロについても解説しようと思っております。

 

それではまた次回!!

 

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