2025/12/30

まいど、ミナトでございます。
世間は仕事納め…街を行き交う人達の表情も緩み、「良いお年を〜」という日本らしい挨拶が聞こえてきます。
年末です!!
やってきました…恒例行事の『パチンコ・パチスロ販売実績発表』。
業界の盛り上がりはどうだったのか? 最も売れた機種は何なのか? 今年もパチンコビレッジさんの調査結果を基に、2025年のパチンコ・パチスロ業界を考察してまいります。
| 【2025年】パチンコ・パチスロ 販売台数 | ||
| 項目 | パチンコ | パチスロ |
| 2023年 | 972,000 台 | 750,000 台 |
| 2024年 | 785,000 台 | 721,000 台 |
| 2025年 | 870,000 台 | 658,000 台 |
2024年→2025年 増減比 | 111% | 91% |
まず最初に、年間の総販売台数を見ていきましょう。
今年はパチンコの伸びが目立ちます。『LT3.0プラス機』の登場。こちらが順調に推移したことが要因とされています。昨年は大幅な下落となっていたのでこれは明るい数値、今後の活躍にも期待です。
一方、パチスロは減少。要因はいくつか考えられますが、まずは昨年と比べて長期的に稼動する機種が多く台のサイクルが落ちついたというのが個人的な見解。業界全体では以前から指摘されている”適合率の低さ”が足を引っ張ったという考察もされています。

ⒸKITA DENSHI
| 【2025年】パチスロ 販売台数 | ||
| 順位 | 機種 | 販売台数 |
| 1 | ネオアイムジャグラーEX (北電子) | 75,000 台 |
| 2 | L パチスロ 革命機ヴァルヴレイブ2 (SANKYO) | 35,000 台 |
| 3 | L 東京喰種 (スパイキー) | 32,500 台 |
| 4 | スマスロ 東京リベンジャーズ (サミー) | 29,000 台 |
| 5 | スマスロ 新鬼武者3 (レオスター) | 24,500 台 |
| 6 | L 沖ドキ!DUOアンコール (メーシー) | 20,500 台 |
| 7 | L パチスロ 機動戦士ガンダムSEED (ビスティ) | 18,500 台 |
| 7 | スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ (ミズホ) | 18,500 台 |
| 9 | 吉宗 (サボハニ) | 17,000 台 |
| 10 | スマスロ スーパーブラックジャック (セブンリーグ) | 15,000 台 |
今年の販売台数1位に輝いたのは『ネオアイムジャグラーEX』。こちらは少々特殊で、認定切れのため入れ替えが必要となったアイムジャグラーEXの後継機、全国どこにでもあるバケモノ級の人気マシンですので…それが一気に入れ替わるため、この数字となりました。
昨年の1位は『押忍!番長4』の30,000台。このような特殊な大規模入れ替えがあったにもかかわらず、全体の台数が伸び悩んだのは少々残念な結果。
ただ、考え方次第ではある意味ホール側は助かった…という見方もできます。
天下のアイムシリーズですからね、これを入れ替えないわけにはいきません。ここで、他の人気スマスロAT機がボコボコ湧き出てきたら…入れ替え費用で首が回らない状態になりますよ。
2位は先月11月に導入されたばかりの『L パチスロ 革命機ヴァルヴレイブ2』。現行機屈指の荒波スペックながら、初手から超強気の35,000台でランクイン。ネオアイムはもう別枠なので実質1位と言っていいでしょう。
3位は納得の『L 東京喰種』。本機の活躍は目覚ましく、2月導入機種ながら現在でもホールの主力機種として君臨しています。各メディアの”ジャーナル”的なアワード企画でも、間違いなく挙がってくるでしょう!! 今年はグール様様…そんなホールさんも多いのではないでしょうか。
業界内で注目されていたBT機。初の試みとして6月より導入が開始されましたが、残念ながらトップ10には入らず。ですが、個人的には上手く進んでいると見ています。徐々に完成度の高い仕様となり、スペック面も良くなってきています。また、上手く運用されていいるホールさんでは、夜の稼動に明確な変化が見られます。
実際、私も仕事終わりの21時くらいでも「BT打って帰るか」という気持ちになっていますし。ノーマルタイプなので1位は難しいでしょうが…来年はトップ10入りに滑り込んでほしいですね。(最近は”L 不二子BT”に熱中しています。打ったことない人は是非打ってほしい)
※BT機については「スロ研サテライト2025/11/25更新」で取り上げています
| 【2025年】パチスロ メーカーグループ販売台数 | ||
| 順位 | メーカー | 販売台数 (主な機種) |
| 1 | SANKYOグループ (6機種) (前年1位→) |
92,000台
L パチスロ 革命機ヴァルヴレイブ2 (35,000台) L パチスロ 機動戦士ガンダムSEED (18,500台) |
| 2 | ユニバーサルグループ (9機種) (前年6位↑)
|
83,000台
L 沖ドキ! DUOアンコール (20,500台) スマスロ マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ (18,500台) |
| 3 | 北電子グループ (3機種) (前年8位↑) |
82,500台
ネオアイムジャグラーEX (75,000台) |
| 4 | エンターライズグループ (4機種) (前年7位↑) |
58,500台
スマスロ 新鬼武者3 (24,500台) スマスロ バイオハザード5 (15,000台) |
| 5 | サミーグループ (4機種) (前年3位↓) |
56,000台
スマスロ 東京リベンジャーズ (29,000台) スマスロ 化物語 (13,500台) |
昨年1位のSANKYOグループの連覇となりました。概ねトップ10入りを果たした機種に準ずる結果です。
昨年とはランクは大きく入れ替わり、大都技研(昨年2位)、平和(昨年4位)、山佐(昨年5位)がランク外に。ただ、この3メーカーはBT機を早い段階で送り込んでいるという共通点があり、他者とは新台開発のスタンスがやや異なりました。来年の動向が気になります。
入れ替わりの中、5位に踏みとどまったサミーですが…2026年は一気に浮上する可能性が早くも出ているようです。
来年1月に導入予定の『スマスロ 北斗の拳 転生の章2』、こちらがかなり好調とのこと。私も試打に行ってきましたが「そりゃ転生は面白いって!!」

| 【2025年】パチンコ 販売台数 | ||
| 順位 | 機種 | 販売台数 |
| 1 | e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜 (ビスティ) | 40,500 台 |
| 2 | P スーパー海物語IN沖縄6 (三洋物産) | 37,500 台 |
| 3 | e 東京喰種 (ビスティ) | 35,000 台 |
| 4 | e フィーバーブルーロック (SANKYO) | 31,000 台 |
| 5 | e フィーバー 戦姫絶唱シンフォギア4 キャロル ver. (SANKYO) | 26,500 台 |
| 6 | e フィーバー 炎炎ノ消防隊2 紅丸ver. (SANKYO) | 25,000 台 |
| 7 | e 北斗の拳11 暴凶星 (サミー) | 23,000 台 |
| 8 | e 東京リベンジャーズ (銀座) | 22,000 台 |
| 8 | e 牙狼12 (サンセイR&D) | 22,000 台 |
| 10 | PA 海物語3R3 LBA (三洋物産) | 21,000 台 |
パチンコの1位は『e 新世紀エヴァンゲリオン〜はじまりの記憶〜』。その他もSANKYOグループ系の機種でランキングの半分を占拠する形となっており、今年もSANKYOフィーバーの年となりました。
「東京喰種」「ブルーロック」「東京リベンジャーズ」のような、新規参入のコンテンツが目立ったのも2025年の特徴、これらも販売台数の増加を底上げした要因と考えられます。
| 【2025年】パチスロ メーカーグループ販売台数 | ||
| 順位 | メーカー | 販売台数 (主な機種) |
| 1 | SANKYOグループ (25機種) (前年1位→) |
288,500台
e 新世紀エヴァンゲリオン 〜はじまりの記憶〜 (40,500台) e 東京喰種 (35,000台) |
| 2 | 三洋グループ (10機種) (前年4位↑) |
103,500台
P スーパー海物語IN沖縄6 (37,500台) PA 海物語3R3 LBA (21,000台) |
| 3 | サミーグループ (11機種) (前年2位↓) |
102,000台
e 北斗の拳11 暴凶星 (23,000台) e 東京リベンジャーズ (22,000台) |
| 4 | 京楽産業. グループ (12機種) (前年5位↑) |
72,000台
e マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 (14,000台) P 俺の妹がこんなに可愛いわけがない。 (8,000台) |
| 5 | ニューギングループ (18機種) (前年6位↑) |
59,000台
e 花の慶次〜黄金の一撃 (14,500台) e ベルセルク無双 第2章 (8,000台) |
圧倒的な差をつけ、2025年の1位もSANKYOグループ。4年連続での首位君臨となりました。
昨年6位のニューギングループが順位を一つ上げてランクイン。昨年は「とあるシリーズ」で順位を伸ばした藤商事(今年6位)と入れ替わる形となりました。

パチンコの活躍が目立つも、全体の販売実績はほぼ横ばいとなった2025年。スロットの適合率は依然低いままで、今年(11月時点)は約12%と昨年の15%を下回る状況とのこと。ホールのスマスロ 移行がほぼ完了したものの、新台ブランドでの運営が難しいというのが現状です。
ですが、入れ替えが多いということにはややデメリットもあり、ホール視点では費用の負担が増えることとなります。一つの人気機種である程度の利益を確保したいホール側、新台の販売で利益を出したいメーカー側、この間に立たされているユーザー。やはりこのバランスが大切でしょう。
今年はBT機という新ジャンルも登場し、ホール内の雰囲気に少し変化が出ました。また、新年一発目には注目度の高い機種も登場予定。2026年はより良い年になるように願い…この辺りで締めさせていただきます!!
それではまた、良いお年をお迎えください!!
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