スロ研サテライト室

主にパチスロ実戦術で活動する、検証系ライターのミナトが綴るパチスロブログ。新台情報、検証実戦、得するネタをお届けするぞ!!

【イヤホン機能搭載】音量論争が遂に決着!?

2025/09/02

記事カテゴリ:ライターコラム

音が良い…音が良い…どうも、ミナトです。

 

読者の皆様も一度は耳にしたことであろう台の音量問題。今回はパチンコ・パチスロの『音(音量)』について調査してみました。

 

最も支持される音量とは? 業界全体の意識は? また、この論争に終止符を打つ新機能の登場も!? 是非最後までご覧ください!!

 

 

『音について調査』

『パチンコ店=大音量』かつてはそんなイメージがありましたが、最近はそれも随分変わってきています。大音量の主な要因は…玉・メダルの音、店内BGM、台の音量、この3つ。

 

近年はパーソナル化、スマート機の普及により玉・メダルの音はかなり静かになりました。また、店内BGMも昔と比べると抑え気味の傾向に。

 

そして、今回メインで取り扱う話題『台の音量』こちらもほとんどの台に音量調節機能が搭載され、比較的静かになりました。

 

ですが…

 

任意で音量調節が可能となり、ユーザー間での台音量論争が繰り広げられるようにもなりました。

 

そこで今回、ユーザーの多くがどの程度の音量を求めているのかを実際に調査してみることに。

 

※ミナトの独自調査値

(SNS・業界関係者・ユーザーへの聞き取り101名対象)

【結果】

・やや小さめ…81%

・やや大きめ…9%

・無音…6%

・爆音…4%

 

調査の結果、最も多かった音量は『やや小さめ』。全体の81%でダントツの支持率となっています。

 

小さめの音量を支持する理由については

 

・音が大きいと台の音が聞こえなくなるため、周囲へ配慮

・大きな音がストレスになる

・耳が痛くなる、耳鳴りがする、頭が痛くなる

 

ご覧のような意見が大半を占めました。パチンコ・パチスロは音にも拘って作られているため、音を楽しむことを完全に否定はできません。ですが医学的な面からも大きな音は難聴や頭痛と言った健康被害の原因となるため、多くの人がこの音量にストレスを感じやすくなっているのでしょう。

 

 

★その他の意見では…

終了画面での設定示唆(トロフィー)出現を、周囲に知られないように音を下げる(無音)という意見も。これは私の周りのプロ系ライターの人たちがよく言っているのを聞きます。

 

他にも、Aタイプをメインで打つ人に多いのが、ボーナスやAT・ARTに当選したら通常時よりも音を下げるというパターン。私自身もこれはやりますね。通常時は遅れや滑り、停止音の変化が重要となるため、聞こえないのはかなりマズイ…。Aタイプ、技術介入機コーナーで隣の人がこのスタイルだとなんか気分が良くなります。

 

★音量にまつわる小ネタ

・パチスロで音量調節機能が初めて搭載された機種は?

 

『REVO』(スター)

 

2011年に登場した、新規参入メーカー「スター」の5号機のノーマルタイプ 。同社は他に2027 Ⅲ2027 Reviseを世に送り込んでいます。

 

 

・遂にジャグラーにも音量調節機能が搭載された!!

 

『ネオアイムジャグラーEX』(北電子)

 

 

2025年9月1日より導入が始まっている「ネオアイムジャグラーEX」。ジャグラーシリーズ初となる、音量調節機能が搭載されました!!

 

 

『音量問題はユーザー間だけではない』

ユーザーの意見はご覧の通り。では次に、ホール側の動きを見て見ましょう。

 

2020年に改正健康増進法が施行され、パチンコ店も禁煙(条件付き分煙)となりました。パチンコ業界ではこの頃から従業員に対しての健康被害軽減も指摘されるようになり、ホール内の音量についてもしばしば問題として取り上げられるようになりました。

 

店内の音の賑やかさは、ホール内(出玉)の盛り上げとなり集客につながる…そんな効果も見込まれていましたが、近年は前述にあげた従業員の健康問題、また現在の民意からしても静かなホール環境に移行する傾向が見られるようになりました。

 

▲最近ではこのような対策をとるお店も見かけるようになりました。お客同士ではなかなかお願いしにくく、場合によってはトラブルになる場合も…。お店側も音量についての意識が高まっているようです。

 

 

『イヤホン対応のパチンコ機が登場』

台音量バトルが、遂に終戦を迎える…そんなニュースが発表されました。

 

昨年の8月に警察庁の解釈基準の改定が行われ、遊技機に『イヤホン』を接続できるようになったのです。その第一弾として『Pスーパー海物語IN沖縄6 』(三洋物産) が2025年10月に登場する予定となっています。

 

台への没入感の向上、音の臨場感をより楽しむことが可能。また、台から外部へ音が出ない仕組みですので、音量問題の緩和にも大きな影響を与える見込み。

 

筐体の大幅な変更となるため、各メーカー、ホールの負担は増加することになります。ですが、日遊協の調査では約6割のユーザーがイヤホン機能の搭載を望むという結果に。また台音量を小さめにするという民意の多さ、従業員の健康被害の緩和にもなるため、当機能の効果に期待が寄せられているようです。

 

現状は有線のイヤホンのみとなっていますが、今後はBluetoothへの対応も検討しているようです。次いでパチスロ機にも搭載される可能性も…。これは非常に興味深い改定ですね。

 

では以上、今回は『音』についてのお話でした。パーソナル化、スマート機化、屋内禁煙化、そして遂にはイヤホン機能の搭載…ここ数年でホールの環境は大きく変わりました。

 

台のスペックやゲーム性の進化も大事ですが、環境やハード面の変化も実はとても重要なんですね。ちょっと良い有線イヤホンを準備して、新機能の導入を待ちたいと思います。

 

それではまた!!

 

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