魔窟チェロ家の宝物殿

人生のボタンを4回ほどかけ違えた結果、パチとスロの実機をうっかり550台ほど所有しているライター、貴方野チェロス。異様にモノが多すぎる彼の自宅を訪れた人々は皆、そこを『魔窟』だの『住居型ヴィレッジヴァンガード』だのと呼びたがる…。このブログでは、そんなチェロ家のその辺に転がっている奇妙なモノたちを、パチやスロの実機はもちろんのこと、本、CD、DVD、ゲームなど、ジャンルにこだわらず気の向くままに公開していくぞ! チェロ家へ遊びに来たような気持ちで、そっと覗いていただきたい♡ え、なにアンタ、手ぶらで来たのッ…!?(『歓迎』の旗を振りながら)

動画の仕事しかしたくない男、貴方野チェロス!!(完結編)

2019/05/01

記事カテゴリ:ブログ

 

 

 

さて、しつこく語るは宝・物・殿ッ!!

 

 

 

てなわけで、今回の3本目で

完結する我が家の宝物は、

 

 

 

 

 

 

 

東映版スパイダーマン

DVD-BOX

 

であります。

 

 

 

 

 

ツッコミたいことがありすぎて、

前編・後編・完結編と

3本にも渡ってしまったわけだが、

今回はその中でも

最重要かもしれない内容である。

 

それは、日本の東映がこさえた

スパイダーマンではなんと

巨大ロボ

が出現するのである!!

 

ご覧ください。

あのスパイダーマンが

操縦するロボットが

コチラでございます。

 

  ↓

 

 

 

レオパルドン

 

 

 

 

 

漫画原作者のスタン・リー氏自身が

何かのコメントで、

 

「世界各国でスパイダーマンが制作されているが、

 その中で、日本版だけは別格だ。

 レオパルドンは別として……」

 

つってニヤリと笑ったという

ちょっとイイ話が広まっているほど、

本国アメリカでも物議を醸した

巨大ロボ・レオパルドン。

 

ヤツは、

スパイダーマンが大空に向かって

 

マーベラーーーーー!!

 

と絶叫すると

地割れの中からやってくる。

 

 

 

 

 

 

「マーベラーーー!!」の部分で心持ち

マーベル社へのリスペクトを表現しているが、

アメリカ人のハートに届いたかは不明である。

 

 

 

 

なんかもうソレ聞くと、

世界観がどうなってんだか

想像だにできないかもしれないが、

東映版のスパイダーマンはそもそも

原作とは全く違う事情で生まれている。

 

 

 

M77星雲第17星列にある

スパイダー星からやってきた

スパイダー星人・ガリア。

 

 

明らかに不審者すぎるガリアさん。

 

彼は、マーベラー(宇宙船)で宇宙を航行中

鉄十字団に故郷の一族を絶滅させられてしまう。

で、その後も鉄十字団に戦いを挑むも勝てず、

地球は日本の丹沢山中に400年間も

潜伏し続けていたのである。

そして、最後に主人公である山城拓也に

スパイダーエキスを与え、

スパイダーマンとしての力を授けた後、

絶命するのであった……。

 

 

 

 

 

 

 

 

ハァ……!?

 

 

パッと聞くと

よくわからんかも知れないが、

オリジナリティにも程があるストーリーと

言うことはとりあえずできよう…。

マーベル社のキャラで自由に

映像作品を作れる権利を買ったとはいえ、

とんでもないことになったもんである。

マーベルさんも、ビックリ!

 

ちなみに、巨大ロボ・レオパルドンは

宇宙船マーベラーが変形した姿である。

なので、「マーベラーー!!」の掛け声は

ある意味、宇宙船を呼んでいるのである。

 

 

そしてこのレオパルドンには

最大の特徴がある。

 

 

 

 

 

 

 

強すぎるのである。

 

猛烈に。

 

 

 

 

 

 

 

レオパルドンに変形してからの

巨大化した怪人との戦闘時間は

第1話からして35秒!

 

最もネバった敵が

第4話の半魚人で1分26秒。

 

第14話以降は敵を片付けるのに

30秒以上を費やした回数はほぼゼロ!

ほぼ、20秒以内の戦いに終始し、

最短戦闘時間は

第18話の食虫植物を相手に記録した

9秒50……!!!!!

続いて、第25話のガニ魔を相手にした

9秒57……!!!!!

 

さらには『劇場版スパイダーマン』の

海魔王を相手にした時でさえ

42秒96で片付けている。

いや、つーかアンタいうても

劇場版だよ……!?

 

もうちょっとヤレよ、いろいろ!

スクリーンに気ィ使わんかいッ!!

 

 

 

 

そんな、特撮ロボット歴代最強の称号を

レオパルドンが得た理由には諸説あり、

1つは、重厚な物語の時間と予算内に

巨大ロボの特撮シーンが収まらなくなったため。

 

もう1つは、カッコイイ巨大ロボにするため

レオパルドンのフォルム重視で設計した結果、

人間サイズのスパイダーマンと戦う怪人と

レオパルドンの身長が合わなくなってしまい、

組み合った際、どうにも不自然になるため、

両者の接触が難しくなってしまった。

そのため、敵の前に現れたと思ったら即、

必殺武器のソードビッカーを取り出し、

投げてブッ刺し、ハイ、WINNER!!

みたくせざるを得なくなったようだ。

 

ま、なんにしろ皆さんは、

 

全世界歴代ロボット

最強はレオパルドン

 

と認識しておけば、

コンパで恥かくことは一切ないので

どうか覚えておいていただきたい……。

 

 

 

 

 

マーベラーー!! チェンジ、

カモン、イエスタデイ……!!