魔窟チェロ家の宝物殿

人生のボタンを4回ほどかけ違えた結果、パチとスロの実機をうっかり550台ほど所有しているライター、貴方野チェロス。異様にモノが多すぎる彼の自宅を訪れた人々は皆、そこを『魔窟』だの『住居型ヴィレッジヴァンガード』だのと呼びたがる…。このブログでは、そんなチェロ家のその辺に転がっている奇妙なモノたちを、パチやスロの実機はもちろんのこと、本、CD、DVD、ゲームなど、ジャンルにこだわらず気の向くままに公開していくぞ! チェロ家へ遊びに来たような気持ちで、そっと覗いていただきたい♡ え、なにアンタ、手ぶらで来たのッ…!?(『歓迎』の旗を振りながら)

世界一くわしい地獄の本(ただし子供むけ)完結編

2019/09/17

記事カテゴリ:ブログ

 

 

 

先月末のオレを

猛往復ビンタしたい……。

 

 

 

うっかり前回、『続きは次回!』

みたいなことを言ってしまったため、

今回も地獄についてモキュモキュ

書かなきゃならんくなったわけで…。

 

こちとらできりゃあ、

違うテーマについて書きたいんだよッ!

地獄、もう結構!

地獄、おことわりィイイイイッ!!

 

だが、楽しみに半月待っていたという

地獄に目がない地獄バカを自称する読者さんも

いらっしゃるかもわからへんのでね。

やむなく続き、行ってみましょう。

 

 

 

忘れとる人もおるかもしれんので、

いちおう今回紹介する

魔窟チェロ家のお宝は、

 

 

 

 

 

 

地獄大図鑑

 (1975年:ジャガーバックス(復刻版))

 

 

 

 

本書の内容に関しては、

前回の我がブログをご覧いただきたい。

ちょっと、お腹痛くなってきたから…。

 

 

 

前回は第1章『日本八大地獄』をご紹介したので、

今回は第2章『地獄への道』、

そして第3章『死者の国』から見ていこう。

 

 

 

 

チェロスが選ぶ

本書のお気に入りポイント

BEST3にランクインする、

死の国からよみがえった中沢純平さん。

昭和15年の山梨県で起こったエピソードとして、

桑畑で脳溢血によりブッ倒れた

純平の臨死体験が語られているのだが、

オレは写真の純平は編集部の誰かだと

いまも4日に1度ぐらい思っている…。

 

 

 

次は第4章『東洋の地獄』。

海外で信じられている様々な地獄、

まずはアジア編である。

 

 

 

 

クメール・密林の地獄。

 

クメールは今のカンボジアで、

地獄はジャングルの奥にあると考えられていた。

地獄の係員が死者を引きずりまわし、

巨大な象に踏みつけさせたり

鼻で巻き上げ地面に叩きつけたりさせたそうだ。

象の目が、若くして風俗にハマった

窓際サラリーマンと同じ目をしている……。

 

 

 

 

第5章は『キリスト教の地獄』。

この世のオール地獄を網羅する覚悟を感じる。

そしてここでは、

地球に対しての地獄の位置が

明らかにされている。

 

 

 

 

なんかこう、

イマイチよくわからん図なのだが、

ダンテが『神曲』の中で描いている地獄が

こんな感じということらしい。

まぁ、昔の人はいろいろ大変だった

思っておけばよろしい。

 

 

 

キリスト教の地獄は全部で9つあるらしい。

で、第2の地獄のページにステキな絵が。

 

 

 

 

『エッチなことをした者だ』

ズバリしたためられているが、

生きている時エッチなことをすると

まっ黒なつむじ風に巻き込まれるそうだ。

ともすると、

ほとんどのパチ&スロライターどもは

男も女もあの世でつむじ風の中だろう。

ちなみに、性的にちょっとどうかしてるオレは

つむじ風のど真ん中を常時キープして、

微動だにしないことも予測される。

 

 

 

 

オレのお気に入り画像がここにも!

汚職者たちが罰せられる第8の地獄では、

人をだました者は首をねじまげられ、

後ろ方向へしか歩けなくなる。

アナタが死後、その手の人を見かけたら、

ありもしないウソの攻略法を世に垂れ流し

巨万の富を得たどこぞの漫画家かもしれない…。

 

 

 

続きまして第6章『世界の地獄』行ってみましょう。

ここには、パチ&スロ好きなら

見覚えがありそうな地獄が登場する。

 

 

 

 

 

暗黒に支配された、ギリシアの地獄である。

ここの支配者は、女王ペルセポーネ

片手にかがり火を持ち、髪に蛇をまつらわせ、

いつも暗い不機嫌な表情をしている。

彼女とその夫ハーデースによって

死者は生前に犯した罪を裁かれるそうだ。

そう、つまりこの地獄は

『アナザーゴッドハーデス』そのもの!

そうか、『ハーデス』てそもそもの

コンセプトが地獄だったんすね…。

今後、ゴミクソのように負けても、

ちょっと諦めがつく予感がしてきたわ。

ちなみに、ペルセポーネの館の玄関で

番をしているのが猛犬ケルベロスなんだと。

ペルセのが偉かったのかぁ、原作では……。

 

 

 

 

この後は、唐突に

大ゆかい地獄まんがを挟み、

 

 

 

 

巻末特別ふろくの

『最新版地獄案内』でしめくくるのだが、

コレは地獄へ落ちた時のために

うまいこと立ち回るテクを記したものでね。

ところが、その内容が

 

 

 

鬼が怒ったら

来年の話をしよう!

だの、

 

 

 

 

鬼と仲良くなるには、

プレゼントで手なづけるに限る!

だの、序盤のトラウマ的な作風が

幻だったかのようなPOPな展開に。

品物はお酒、特にウイスキーが

いいらしい…て、やかましいわッ!!

 

 

 

 

と、こんなトラウマあり笑いありの

どえらい忙しい児童書なのだが、

読み終えるとそのあまりのボリューム、

つまるところ読み応えに

誰もが愕然とするだろう。

これ以上、地獄について語るのは

不可能ちゃうかってほどの、

おそるべき地獄情報が満載なんでね。

 

アナタが地獄へ落ちそうなら、

持っておいて損のない一冊なのは

保証しておきたい。

 

 

 

 

カカカカッカカ、

カモン、イエスタデイ…!!