魔窟チェロ家の宝物殿

人生のボタンを4回ほどかけ違えた結果、パチとスロの実機をうっかり550台ほど所有しているライター、貴方野チェロス。異様にモノが多すぎる彼の自宅を訪れた人々は皆、そこを『魔窟』だの『住居型ヴィレッジヴァンガード』だのと呼びたがる…。このブログでは、そんなチェロ家のその辺に転がっている奇妙なモノたちを、パチやスロの実機はもちろんのこと、本、CD、DVD、ゲームなど、ジャンルにこだわらず気の向くままに公開していくぞ! チェロ家へ遊びに来たような気持ちで、そっと覗いていただきたい♡ え、なにアンタ、手ぶらで来たのッ…!?(『歓迎』の旗を振りながら)

チェロス『炎上系』に申ス

2019/08/29

記事カテゴリ:ブログ

 

 

 

坂口杏里にしろ、炎上系YouTuberにしろ、

たしかにそのやり方で知名度は増している。

 

それは現世で

事実としてあるんだろうけど、

ズバリ言おう。

 

そのやり方は

身を削るやり方だ。

 

 

 

身を削らず、

うまくやってるヤツも

中にはおるのかもしれない。

 

でも、99.99%のヤツらは

その手のアレで有名になろうとすると、

最終的にはおのれの人としての価値を

どこかで落としめる結果へ

着地しているように見える。

スマンが、

オレにはそう感じるんだわ…。

 

 

 

有名になりゃ、何でもええんか?

売れりゃ、何でもええんか?

 

と、オレはよく言うんだけど、

売る側の人、作る側の人、

パチやスロ雑誌の人たちも含め、

売れりゃええと言いがちなんよね。

 

でも、そう思ってしまうのは、

結果として目で見える

『数字』を上げることが、

第一にして最大の目標に

なってしまいがちだからなのな。

 

さっき、『パチやスロ雑誌の人たち』言うたけど、

動画こさえとる人たちなんかは

環境的にそれ以上だと思うよ?

PV数、評価数、フォロワー数。

あらゆるモノの価値が、

とかく『数字』で評価されがちな

世界なんだもの。

 

心当たりしか、ないだろう……?

 

 

 

ある意味、ゲーム世代だから。

 

オレら、ガキの頃から。

ファミコンやらプレステにどっぷりでさ。

スコアを上げることを目的とする作業に

オレも含めイマドキの成人たちは、

人間として許される量以上に

触れすぎてきてんだよね。

 

だから、

リアルライフでエンディングを見ようと考えた時も、

スコアを上げればグッドエンドが待ってると

つい勘違いしがちなんだよ。

 

もし、アナタの周囲の人間が

そう考えているように感じたら、

そいつは世の中ってもんの

実像が見えてないか

あるいは、世の中をちょっと

ナメすぎちゃうか思うよね。

 

 

 

人間の社会、リアルライフは、

どこぞの人間によって

プログラムされたモノじゃない。

そんな単純なもんじゃない。

どこぞの誰かの想像の範疇で、

収まるレベルの創造物じゃないわけよ。

 

だから、ここでオレが

世界中の皆さんに言いたいのは、

 

 

 

目に見えるものからしか

物事の価値を感じられない

人間になるな

 

 

 

ということ。

 

 

 

やっぱ世の中ってのは、

需要と供給の原理で回ってっからさ。

 

それゆえ、

観たり聴いたり読んだりする側が

目で見える数字でしか

物事の良し悪しを判断できないと、

供給する側はウソでもインチキでも

数字を上げときゃハイOK、

てなっちまうわけよ。

それはねぇ、仕方ないと思う。

残念だけど、仕方ないよ。

 

それで、世の中のエンターテインメントは

どんどんつまんなくなっていくよ。

真に面白いもんじゃなく、

人が潰れていく様を安全地帯から眺め見て

ニヤニヤ大勢で楽しむような、

品のない娯楽がイイ作品なんて

もてはやされていくんだよ……。

 

 

 

だけどね、

本当に面白いもの、

本当に美しいもの、

アナタにとって尊いものって、

数字じゃ見えない所にもこの世界、

メチャメチャたくさんあるんだよ。

むしろそれは、

数字じゃ見えないからこそ

尊いんだ。

 

そこを、

娯楽を消費する側の皆さんには

わかってほしいし、

感じてほしい。

 

受け取る側がそうなることで、

現代のモノを作る側、

大勢の意識を

変えていってほしいと思うよね。

 

モノを受け取る側が、

モノを作る側をコントロールして

何かを改善したって事例は、

ジャンルを問わず

人の歴史を紐解くと結構あって…。

いや、むしろ、そればっか。

人間なんて、そんなんばっかよ。

 

 

 

あと、さらに言うなら、

オレは世界中の人たちに

もっと自分自身の感性を

信じてほしいかな。

 

自分の中から勝手に浮かんでくる、

『楽しい』とか『イカす』とか

『不快』とか『死ねばいい』とか、

何かに対して生じる感情を

もっと信じてやってほしいよね。

 

結局のとこ、

そういった自分に生じる感情に

自信が持てないから、

どうしても『数字』に頼らなきゃ

やっていけなくなっちゃうわけ。

 

目に見える数字が高くないと、

イイとか悪いとかの正直な感想を

ストレートに口にするのが怖い。

もし、誰かに物申された時、

『だって見てみろ、この数字!!』

と反論できる材料がないと

不安でしゃあない。

そのように、自分の感性を

あらわにできない人が、

現代社会では想像以上に多いよな。

 

たぶんそれは、

太古の昔から人類が抱えた

ひとつの要素なんだろうけど、

ネットやらSNSが発達したせいで

ムダにメチャクチャ加速した。

 

つまんないモンを

面白いと言っちゃうことで、

世間からサムいヤツと

指さされることにおびえてる。

どいつもこいつも、

叩かれることにおびえてんだよ。

 

 

 

でも、ええやんけ。

自分の感想を世間から

カンタンに理解されなくとも、

他とは違う感情を得た自分を誇れ。

 

で、その感情の理由を語れ。

雄弁に語れや。

 

アナタがそうすることで

どうなるのかというと、

ムーヴメントが

起こり得るのよ。

 

世間一般の凡人どもが

気づくことができなかったモノの見方、

感じ方を、コロンブスの卵よろしく

アナタだけが

発見してるかもしれないわけ。

 

そこに、

世間一般の凡人どもが気づけた時、

そこから新たなムーヴメント、

モノの価値が世に根付く。

 

オレは全ての人類がそっち側の人、

ムーヴメントを起こし得る側になることで、

世界はグングン面白くなっていくと信じてる。

 

だからオレは23年前から、

そういう人たちに

刺さるよう意識しながら、

モノを書いたりこさえたりしてきた。

アナタに刺されと思いつつ、

数字だけじゃわかんない

面白いもんを作ってる。

つもり。

 

少なくとも、ムーヴメントに

乗っかりたいと思ったことはない。

オレは、ムーヴメントを作りたい。

 

 

 

あと最後に、

これだけは言っとく。

 

モノの良し悪しを

数字でしか判断できない人間は、

数字を操作しようとする人間に、

自分の中の大事な大事な価値観を

操作されるぞ……?

 

そいつらが

利を得るための

養分になるんだ。

 

そんなに恐ろしく

屈辱的なことって、

ちょっとないと思う。

 

そこに気づいてほしいよね。

 

 

 

 

 

 

本当に面白いことって、何だろう???