魔窟チェロ家の宝物殿

人生のボタンを4回ほどかけ違えた結果、パチとスロの実機をうっかり550台ほど所有しているライター、貴方野チェロス。異様にモノが多すぎる彼の自宅を訪れた人々は皆、そこを『魔窟』だの『住居型ヴィレッジヴァンガード』だのと呼びたがる…。このブログでは、そんなチェロ家のその辺に転がっている奇妙なモノたちを、パチやスロの実機はもちろんのこと、本、CD、DVD、ゲームなど、ジャンルにこだわらず気の向くままに公開していくぞ! チェロ家へ遊びに来たような気持ちで、そっと覗いていただきたい♡ え、なにアンタ、手ぶらで来たのッ…!?(『歓迎』の旗を振りながら)

悪役だってヒーローなんすね!?(完結編)

2019/06/25

記事カテゴリ:ブログ

 

「ええ加減しつこいな……」と、

我ながら猛烈に思いながらも、

うっかり前回、完結編やるって

言ってしまったのでな…。

 

みんなにご紹介する

我が家の宝物は今回も、

 

 

 

 

 

 

 

悪役ヒーロー大百科

          (ケイブンシャ・1985年)

 

となってしまうわけだが。

 

 

 

 

ここからは、

後半のページを見ていきたい。

 

はっきり言ってこの本、

ほぼ全てのキャッチに

ツッコミどころがあるんだが、

それらを逐一取り上げていると

ブログ18本分ぐらいかかってしまうので、

最後は特にアレなアレだけを、

厳選してお届けしていきたい。

そう思います。

もう、しんどいし……。

 

そいでは完結編、

ズコバコいってみよう!!

 

 

 

 

 

 

 

 

突如、なんの恨みもない

読売巨人軍の原辰徳選手(現・監督)を

標的に据えてしまう野球仮面さん。

もちろん、どこぞのライターが勝手に書いてるだけで、

原作にはこれっぽっちも原選手は絡んでこない。

イイ子の原君も、悪の野球殺法だけは

叩きこまれたくないであろう……。

 

 

 

 

 

 

「バスケットしない?

 ドリブルなしでサァー」

こんな狂気がスパークした

お誘い文句はちょっとない。

なんだか、ボールを巧みに利用した

金持ち不良少年の集団リンチに遭いそうで、

渋谷に居を構えるホームレスなら

底冷えしてくるクレイジーワードであろう…。

 

 

 

 

 

 

これまた、完全なる狂気を

感じるキラーワード。

『スカートの長いの

 ズボンの太いのを

 切ってヤル!!』

なんたって、『ヤル!!』のである。

スカートやズボンを切っても

ヤッちゃいけない、いくら怪人だって…。

てか、コレ書いてるライター、

もしかして小学生男子なん…!?

 

 

 

 

 

 

ここからは、この本の1つの特徴。

とある、特撮ヒロインマニアライターの

趣味と性癖ダダ漏れキャッチのコーナーである。

まず、宇宙刑事シャリバンのアニーに

『アニーちゃん

 カワユイからきるのやーめた♡』。

もう、98%単なるライターの心の声である。

ハイトーンで粘性の高いヴォイスが

鼓膜の奥でリフレインするぜ…!

 

 

 

 

 

 

怪人、揺れちゃってるし!

「本当かよ!?」言うて…。

ちなみに、

この時期のケイブンシャの大百科では、

何かの特撮系大百科で唐突に

『アニー大特集』が組まれており、

20ページぐらいに渡って

アニーちゃんの魅力のみで構成された

恐るべき企画が存在したと記憶している。

ソレ書いてるヤツと、

このキャッチ書いたヤツ、

99%の精度で同一人物ですッ!!

 

 

 

 

 

 

続いては、グッとくるこのセリフ。

『男以上の悪いことをやってやる!』。

男以上の悪いこと……!?

どんなことなんでしょう?

もしや『男=悪・女=善』

みたいな、担当ライターの

『女性=ヴィーナス』と信じ続けたい

希望的価値観も見え隠れしてんのか?

にしても、なんか理屈じゃなく、

ものすごく悪そうな何かを

企んでるくさい表現力は満点だ!

 

 

 

 

 

 

思春期の小学生にズドンと刺さる攻撃。

『坊やたち、体のどこを

 見ているのさッ!!』。

『体のどこ』だからね!

すべてお見通しなんでしょう……。

んん〜〜、なぁ〜〜〜〜、

おっ、おへそですぅ〜〜〜!!(半泣きで)

 

 

 

それでは最後に、

チェロスが選ぶ

今回のマイベストキャッチをご紹介して

お別れしましょう!

 

 

 

 

 

 

 

 

おい、担当ライター!

このキャッチ、

翌朝冷静に見てみろ!

オマエの願望と欲望、

ダダ漏れになっとるぞッ…!!

 

 

 

 

 

というわけで、

全3回にわたってお送りしても

まだまだネタがつきない

恐るべき児童書。

それが、『悪役ヒーロー全百科』なのだ!

 

どうかしてるライターの

常軌を逸した仕事っぷりを見てるだけで、

自宅へ招いたお客さんに

フツーに楽しんでいただけるヤバい本なので、

どこかで見かけたら

迷わずGETをオススメする。

3千円以内なら即買いだッ!!

 

 

 

 

OH、アニー、カムバック!!

カモン、イエスタデイ……!!