調べ屋ミナトのスロ研生活

主にパチスロ実戦術で活動する、検証系ライターのミナトが綴るパチスロブログ。新台情報、検証実戦、得するネタをお届けするぞ!!

「スマスロと2023年のパチスロ業界」を研究〜前編

2023/02/16

記事カテゴリ:ライターコラム


まいど、ミナトでございます。


今回は導入から2ヶ月が経過したスマスロの動きや、それに伴う2023年のパチスロ業界の展望を解説していこうと思います。

 

 

私事ですが、年末年始は三重のオールナイト参戦、また私用も重なり一月ほど東京を離れて生活しておりました。その際に普段見慣れない土地のホール状況を見たり、またホール店長さんに現場事情を取材することができましたので、そちらも合わせてお届けしようと思います。

 

ややネタが長くなりますが、興味深い情報もいくつか仕入れてきましたので是非最後までご覧ください!!

 

 

【2022年の総販売台数を見てみよう】

参考文献:パチンコビレッジ〜『パチンコ・パチスロ販売実績2022』

 

こちらの数値は、年間に販売されたパチスロ台の総数をまとめたものです。推移を見ると、2013年をピークにそこから7年連続減少、2021年にようやくプラスに転じ2022年は連続増加と回復の兆しを示す結果となりました。

 

この結果を大きく後押ししたのは言うまでもなく『スマスロ』の存在です。昨年の12月、2022年のスマスロ総販売台数は約67,000台と発表されました。一見すると、話題性のわりに大きな数字ではないように思えますが、導入日(11/21)から数週間という短い期間で、全体の約1割を占める数値は十分と言える結果でしょう。

ユニット生産や設備の問題で、泣く泣く導入を見送ることになったホールも多数あった為、その点も考慮したい要素です。

 

 

[2022年各機種の内訳]
・スマスロリノヘブン…7千台
・Lバキ強くなりたくば喰らえ!!!…1.8万台
・パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ…2万台
・HEY! エリートサラリーマン鏡…2.2万台

 

現在全国のスマスロ導入率は半分にも満たない状況、2023年は昨年の台数をどれだけ超えてくるのか? 非常に楽しみです。

 

 

【スマスロのスタートダッシュは絶好調!?】
 

 

データ検証:ミナト

 

次はスマスロの出玉状況や稼働状況について。上のデータは導入週に自ら調査した結果をまとめたもの。5日間実際にホールに足を運び現場の状況を見てきました。

 

結果はというと……やはり出した!!

 

上の数値は今回私が調査したホールのみですが、後に公開されたデータでも、大多数のホールで同様の結果が見られました。稼働も好調で、導入日から1〜2週間は容易に台を確保できない状況が続いておりました。

 

 

さて、そうなると前回のコラムで書いた6.5号機の稼働状況『人気機種に偏り全体分母はさほど変わらない問題』というのが浮上してきますが、どうやら今回のスマスロはそうでもないようです。

 

先日、遊技機関調査を行うシーズリサーチがホールを対象とした「第91回パチンコ景気動向指数調査」を実施。その結果によると昨年9月より稼働状況は上昇、また3ヶ月後の見通しも上昇予想、「スマスロの稼働が好調であった事が要因」と言った旨の回答が挙がっていました。この調査結果により、スマスロの登場が全体の稼働の底上げに繋がったという見方ができます。

 


2023年は久々に明るい話題でスタートとなりました。その大きな要因となっているスマスロですが、まだ始動から2ヶ月程度。見通しの不透明さを指摘されることもあるようですが、直近では『スマスロ北斗の拳』や某冥界の王と言った、歴史に大きな影響を与えてきたキラーコンテンツの登場も控えております。ここで足元を固めることができるか否かが、分かれ道となりそうです。

 

次回は『ホール店長取材』による、スマスロを中心とした現場の生の声をお届けします。それではまた、後編に続く!!