調べ屋ミナトのスロ研生活

主にパチスロ実戦術で活動する、検証系ライターのミナトが綴るパチスロブログ。新台情報、検証実戦、得するネタをお届けするぞ!!

目押し上達法を研究

2021/10/14

記事カテゴリ:ライターコラム

 

まいど、ミナトです。

 

 

今回のテーマは『目押し』。

 


4号機初頭、多くのスロッターを巻き込んだ大技術介入機時代が到来。その後AT・ストック等の爆裂機時代に移行し、5号機時代に突入してからはその重要性は一層影を潜めることになりました。

 

しかし近年、またその目押しに日の目が当たる状況となっており、技術介入機のみで構成される「目押しコーナー」を仕掛けるホールもしばしば見かけます。

 

▲挑戦的な店内POP

 

さらに作年より『P-SPORTS』と呼ばれるメーカー主催のイベントも開催されるようになりました。

 

▲Sammy主催の大会 昨年に続き第2回目が開催される予定

 

とある営業マンの話によると「ノーマルはもう甘いスペックじゃないと売れない……」なんて事も。そう、世の目押し需要は確実に上がってきているのです!! ということで、今回は目押しについての知識、そして上達方法を研究していこうと思います。

 

 

Sec1.【基礎知識】


ではまず、目押しの基礎的な部分からお話していきましょう。

 

 

目押しとは特定の図柄を狙って停止させることを指し、ボーナス図柄を揃える際に用いる技術。冒頭で述べたような技術介入機は、主に停止させるコマ数が1箇所となるビタ押しをゲーム性に取り入れています。

 

そんな目押しには、大きく分けて2種類の手法があるとされています。

 

 

・タイミング押し
→7図柄のような視認性の高い図柄を目安に、タイミングを合わせて停止させる。

 

・直視目押し
→図柄をそのまま見て、狙った位置に停止させる。

 

 

この2種類の手法ですが、一般的には直視目押しの方がより精度が高くなる傾向にあるとされています。もちろん、タイミング押しでも高度な目押しは可能ですが、最後に停止させる瞬間まで微調整ができるという点で、直視に軍配が上がります。

 

実際にどれほど見えるかというと? 人によって差はありますが、視認性の高いボーナス図柄はもちろん、図柄内に書かれている文字を読むことができたり、スイカのタネの数を数えられる程の強者も存在します。

 

 

Sec2.【直視目押しに転身するには?】


では、その直視目押しはどのように会得するのでしょうか?

 

 

かつて私が携わってきた目押し関連の仕事で多数のパチスロライターに取材をする機会があり、このような質問を行ってみたのです。

 

 

Q.『直視目押しをどのようにして会得した?』
すると回答のほとんどが……


A.『気付いた時にはできていた』
というものでした。私ミナトも気付いた時タイプでして、この回答に共感したのを覚えています。

 

 

まぁこれだけだと話が終わってしまうので、何故このような結果になったのか? 後に医学的見解から考察してみました。

 

まず、直視に必要な主な身体的要素は「動体視力」。その動体視力の向上は持続的にトレーニングを行うことが前提であり、効果が現れるのに早くても2〜3ヶ月程度の期間を要するとのこと。また動体視力は二十歳頃から低下していく傾向にもあるそうです。

 

そのため気付いた時からできていた人達は、おそらくパチスロを打ち始めた頃、また今でも日常からリールを追っかけながら打つような目の使い方を行っているのではないかと考えられます。

 

と、今から上達を目指すには少々絶望的な話になりましたが……そんな中、必死の努力で20代後半から直視に転身した人物に出会いました!!

 

 

彼を取材した結果が以下のとおり↓
①常に視点を上から下に動かしながら打つことを心掛ける
②左リールに図柄を狙う際、上/中/下段のように目標を定め狙い分けながら打つ
③出目重視のノーマルタイプを打つ割合を意図的に増やす

 

 

このような訓練を1ヶ月程続けていると、まず7図柄の視認性の向上に気付き始め、そこからさらに1〜2ヶ月程続けると、スイカ図柄が見えるようになったそうです。

 

 

この話を聞くとやはり短時間での会得は困難なようですが、可能はゼロではないということが証明されました。7図柄の視認性向上だけでも十分な精度アップに繋げられるはず、今からでも挑戦する価値はありそうですね。

 

 

Sec3.【仕組みを理解して精度アップ】


では最後に、私も常に意識しているビタ押しの精度アップ方法を紹介します。これはテクニカルな手法なので、短時間での効果が見込めるでしょう。

 

 

★リールのステップを意識する
あまり聞いたことがないかもしれませんが、リールには「ステップ」と呼ばれる細かい刻みが施されており、これが停止箇所の判定に影響すると言われています。リールの仕組みを理解すれば狙い箇所が広がり、有利にビタ押しを決めることができるのです。

 

▲電動では滑らかに回るリールだが、手で回すとカタカタと刻みがあるのがわかる

 

▲ステップと有効範囲のイメージ


右側の線がステップ、厳密にはもっと細かい段数と判定箇所がありますが、イメージとしてはこんな感じです。ビタ押しとは言え、狙い位置はリール半コマ以上の余裕が存在します。

 

上の図のように、中段にビタ押しをする場合、図柄の最下部(赤枠箇所)がピンク色の範囲に掛かれば成功判定を受けることができます。上段から少しでも中段のステップに掛かればOK、逆に下段範囲に少しでも掛かってしまうとNGとなります。

※機種によって判定範囲に若干違いが出る場合がありますが、このような判定を行っている機種が多数

 

 

とまぁ、仕組みを説明すると少しややこしいですが、シンプルに表現すると……ビタ押しは若干早めに押す!! と言うことですね。リールは下から上に戻る力はほぼ無い、と考えるのが良いでしょう。

 


ということで以上、今回は目押しについてのお話しでした。5号機世代のユーザーにとっては新しく、オールドユーザーにとっては懐かしい、そんな第二次技術介入時代が確立しつつある今のパチスロ界。設定狙いやゲーム数狙いではなく、目を鍛えて勝つ!! アスリートのような戦い方も悪くありませんよ。

 

 

ではこれにて今回の研究発表を終了します、また次回!!